コラム 3 「私と犬の出会い-3」堀毛 麻子

犬のトレーニングとは、例えば私たちがピアノやテニスを習うのと同じように、すぐにはできません。コツコツ積み重ねていくものです。
トレーニング教室では、様々な犬種の犬たちが、自分に合ったレベルで頑張っています。
初めて見た時、うわー…と鳥肌モンでした。
立っている飼い主の横にピタッとつく犬。じっと上を見て指示を待ち、指示が出ると得意げにこなしています。
そこにはなんだか、目には見えない飼い主と犬の「糸」が見えました。そしてその時は、自分と福ちゃんの近い将来が見えた気がしました…。

しかし!いざやってみると、地面をくんくんしたり、他の犬にちょっかいを出したり、まぁ言うことをききません!
あれから数ヶ月…そんな福ちゃんでも、なんとか基本だけサマになるようになりました。
家でも公園でも、トレーニングモードになると、目をキラキラさせています。
彼は、指示を出されるのを待っているのか、ごほうびをもらえるのがうれしいのか分かりませんが…でも、そんな事はどっちでもいいのです。
細???い「糸」が、ちょっとずつ見えてきているのですから。

トレーニングは、完璧にして大会に出る、という事が目標ではなくても、とても魅力的な事だと思います。
教室に通わなくても、本や雑誌にのっているちょっとしたトレーニング、皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
きっと楽しいドッグライフになる事間違いなしですよ